むすんでひらいて

色んな縁を結びたい

日本の新書の文化は実に面白い

この前、アメリカから日本に移り住んでもう20年以上経つ知り合いと会って夕飯を一緒に食べたときのことでした。彼はアメリカ人で、日本の文化が大好き。そして日本語はもう日本人よりも流暢で語彙が適格と言えるぐらいの出来栄え。僕よりも複雑な単語をたくさん使うことが多く、とにかく勉強好きなところがあることがとても伝わってくる。

で、日本の本屋や本の文化について話していたときのことでした。日本には「〇〇新書」などと、様々な出版社から新書がたくさん出ている。その文化が独特で面白いそうだ。確かに彼の言う通りだと思う。ラーメンの話や女子高の話、AIの話や不登校の話など、本当にありとあらゆる話題がテーマになっている新書がたくさん本屋に並んでいる。

しかもどの出版社も本の大きさと色が同じで統一されている。アメリカでは出版社別ではなくて内容別に本が本棚に並んでいるそうだ。やはり「形」から入る日本と「内容」から入るアメリカの文化の違いがそういったところにも表れているのかもしれない。新書の文化から色々ここまで考えさせられたのは初めてだった。彼は面白い人だ。話しが面白い。また近いうちに会って一緒に焼肉でも食べに行こうと思う。